交流会活動のAI活用 — 議事録・お礼・人脈整理

第6部でお話ししてきた交流会・1on1・商談・紹介の実務は、一つひとつは小さくても、積み重なるとかなりの作業量になります。準備、お礼、記録、整理。ここが重いから、フォローは続かないのでした。この章では、第6部の締めくくりとして、交流会活動の一連の流れをAIでどう軽くするかを、場面ごとのプロンプトと一緒にお話しします。原則は、この本を通じて変わりません。作業はAIに、判断と最後の一手は自分に。軽くするのは手間であって、丁寧さではありません。

目次

29-1 参加前リサーチ:相手・団体・話題の下調べ

参加者リストからのAIリサーチ

交流会やイベントによっては、参加者や登壇者が事前に公開されていることがあります。この情報とAIを組み合わせると、第26章でお話しした「準備の15分」が、交流会にも応用できます。

参加者の社名や業種の一覧をAIに渡して、こう頼みます。「この参加者リストの中で、私の仕事(交流会後のフォローの仕組みづくり)と接点がありそうな業種・立場の方を挙げ、それぞれ、初対面で聞いてみると良さそうな質問を一つずつ提案してください」。会場で全員と話せない以上、誰と深く話すか(第23章の「今日の三人」)には、当たりをつけて行く価値があります。もちろん、当日の偶然の出会いのほうが面白いことも多い。リサーチは予定であって、束縛ではありません。当たりをつけつつ、偶然にも開いておく。その塩梅ごと、準備だと思っています。

団体の文化と作法を事前に知る

初めて参加する会や団体には、それぞれの文化と作法があります。名刺交換のタイミング、自己紹介の形式、服装の空気。ここで戸惑うと、肝心の会話に集中できません。

いまは、参加前にAIに聞けます。「◯◯という形式の朝活交流会に初参加します。一般的な流れと、初参加者が気をつけるとよい作法を教えてください」。団体の公式サイトの案内文を貼って、「この会の雰囲気と、初参加者向けの心構えを要約してください」と頼むのも実用的です。細かいことのようですが、場の作法に馴染んでいる安心感は、立ち居振る舞いに出ます。そして第23章でお話ししたとおり、継続的な場では、最初の数回の印象が、その後の信頼の初期値になります。知らない場に飛び込む心細さを、事前の10分で軽くしておくのです。

話題の引き出しを三つ用意

もう一つの準備が、話題の引き出しです。初対面の会話が続かない不安は、多くの方が持っています。私も、雑談は得意ではありません。

だから、仕込んでいきます。「来週、製造業の経営者が多い交流会に参加します。最近の業界動向から、初対面の雑談で使いやすい話題を三つ、それぞれ切り出しの一言つきで提案してください」。地域の会なら、地域のニュースや催しを聞いておく。三つあれば、十分です。会話の主戦場は、第24章でお話ししたとおり、聞く8割のほうにあります。話題の引き出しは、会話を回すためというより、沈黙が怖くなくなるためのお守りです。お守りがあると、不思議と、お守りなしでも話せるようになっていきます。

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第30章 面と点をつなぐ — 半自動フォローの統合シナリオ

第7部では、ここまで部ごとに組んできた面と点の仕組みを、一つの循環に束ねます。あなたの商売の全体設計図を描く、統合の章です。

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この記事を書いた人

株式会社ねこすけの代表をしています。
2005年に創業しWebマーケティングを実践するためのコンサルティング、サイト構築、サイト運用、システム開発を行っています。
会員・顧客属性を利用したコンテンツ管理を得意としており、協会サイト、多ブランドのECサイト、会員向けコンテンツサイトなどを構築運営しています。Webマーケティングのパートナーがほしいと感じている方、ご相談ください。
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