ビジネス交流会のフォロー戦略は、名刺のデータ化から記録、レベリング、1to1、メルマガ、そして紹介まで、一連の工程でできています(→フォロー戦略 完全ガイド)。この記事では、その全工程を1つのツールで回す方法を解説します。
ここまでの全工程、人力で回せますか?
フォロー戦略の各記事を読んで、「やることは分かった。でも続けられる気がしない」と感じたなら、その感覚は正しいです。
工程を並べてみます。名刺を48時間以内にデータ化する。顔写真を保存する。話した内容を接触履歴に残す。全員に「今の関係」と「なりたい関係」を設定する。ギャップの大きい人から1to1のアポを入れる。1to1で得た許諾を記録する。レベル別に個別フォローの頻度を変える。ステップメール完了者をメルマガ本流に合流させる。そして「なりたい関係」を定期的に見直す。
相手が10人なら、手帳とエクセルでも回るかもしれません。しかし交流会に月2回通えば、人脈は1年で数百人になります。
破綻するのは意志ではなく仕様
人間が安定して維持できる関係の数は約150人が上限とされています(ダンバー数)。エクセルの顧客リストは、更新が手作業でリマインドが飛ばないため、件数が増えるほど確実に放置されます。つまりフォローが続かないのは、あなたの意志の弱さではなく、道具が人数に対して仕様不足だからです。
→ 関連記事:人脈は何人まで管理できる?ダンバー数から考える限界
ねこすけCMSは交流会フォローの工程をそのまま実装している
ねこすけCMSは、パーソナルCRM(人脈管理)とリストマーケティング(配信)を統合した国産ツールです。特徴は、機能の一覧ではなく交流会フォローの工程がそのまま画面になっていることです。
名刺OCR ―― 48時間以内のデータ化を最短で
もらった名刺をスマホで撮影すれば、OCRが連絡先を読み取ってそのまま登録されます。日本の名刺文化を前提に設計されているため、両面・縦書きにも対応。撮影のついでに「話した内容・困りごと・次のアクション」のメモを残せば、STEP 1の記録は当日中に終わります。
→ 関連記事:名刺は48時間以内にデータ化する
顔写真の保存 ―― 名前と顔を一致させる
連絡先ごとに顔写真を登録できます。次に会う前に30秒見返すだけで「覚えていてくれた人」になれます。さらに、登録した顔写真で記憶を定着させる「顔写真クイズ」機能があり、隙間時間に人脈の顔と名前を復習できます。
→ 関連記事:交流会で会った人の顔写真管理術
接触履歴 ―― いつ・どこで・何を話したかを1か所に
会うたび・連絡するたびの記録が連絡先に紐づいて時系列で残ります。メルマガの許諾をいつ・どこで得たかも履歴として残せるため、配信リストの根拠が常に明確です。
→ 関連記事:ビジネス交流会の接触履歴を仕組みで残す
「なりたい関係」の設定 ―― 2軸レベリングをそのまま運用
ねこすけCMSの中核が、この機能です。連絡先ごとに「今の関係」と「なりたい関係」を設定でき、ギャップのある相手が一覧で浮かび上がります。「今は名刺交換だけ、でも顧客になってほしい」という最優先の相手が、数百人のリストに埋もれません。
→ 関連記事:「今の関係」と「なりたい関係」の2軸管理
次回接触予定とリマインド ―― 思い出すきっかけを仕組みに
脳の最大の弱点は「能動的に思い出すきっかけが来ない」ことです。ねこすけCMSでは連絡先ごとに次回接触予定を設定でき、期日が来ればリマインドが届きます。フォローの計画倒れを、ツール側が防ぎます。
→ 関連記事:レベル別・90日フォロー設計
リストマーケティング連携 ―― ステップ配信・メルマガまで統合
多くの名刺管理ツールやCRMは、配信のために別のメルマガツールへのエクスポートが必要です。ねこすけCMSはリストマーケティング機能を統合しているため、交流会経由・Web経由といった流入元別のステップ配信、完了後のメルマガ本流への合流、許諾済みリストの管理までが1か所で完結します。
配信メールは「半自動」――ツールが下書きときっかけを用意し、最終的な送信は人が確認して行う設計です。関係を壊す全自動の一斉送信とは思想が違います。
→ 関連記事:ステップメールからメルマガへ|配信設計
導入の流れ ―― 次の交流会から使い始める3ステップ
第一に、手元の名刺をOCRで取り込みます。全部やる必要はありません。直近3か月の交流会でもらった分だけで十分です。
第二に、取り込んだ相手に「なりたい関係」を設定します。1人10秒、「顧客・紹介者・協業・情報交換・維持のみ」から選ぶだけです。ここでギャップの大きい相手が数人浮かび上がるはずです。
第三に、浮かび上がった相手に次回接触予定を入れます。あとはリマインドに従って動くだけで、フォローが「思い出したときにやるもの」から「予定どおり回るもの」に変わります。
よくある質問
Q. 名刺管理アプリと何が違いますか?
名刺管理アプリは「連絡先」を保存します。ねこすけCMSは連絡先に加えて「関係の状態」――なりたい関係、接触履歴、次回予定、許諾の有無――を保存し、配信までつなげます。詳しくは管理手段の限界を比較した記事(→ダンバー数)をご覧ください。
Q. 何人から使う意味がありますか?
「フォローしたいのにできていない人」が20人を超えたあたりから、手作業との差がはっきり出ます。
Q. 海外のパーソナルCRM(Monica、Dex、Clay等)との違いは?
日本の名刺文化への対応と、リストマーケティング機能の統合、そして半自動メールの設計です。海外ツールは連絡先管理が中心で、配信は別ツールになることがほとんどです。
交流会の縁を、仕組みで資産に変える
交流会のフォローで大切なことは、この連載を通して一貫しています。記録すること、見極めること、許諾を得ること、接触を絶やさないこと。どれも難しい話ではありません。難しいのは、それを数百人に対して何年も続けることです。
そこだけは、意志ではなく仕組みで解決してください。ねこすけCMSは、そのための道具です。
