自社開発したいプラグイン

自社サイトを自社開発のCMSからWordPressに切り替えて一ヶ月。
様々なプラグインを導入したり、調査した結果、ダイレクトマーケティングを行うためのオールインワンプラグインはないと判断しました。
私が考えるダイレクトマーケティングに必要な機能は下記です。

目次

ダイレクトマーケティングに必要機能一覧

  1. フォームからオプトインでメールアドレスを登録すると会員データに見込み客として保存される
  2. 登録時に指定したメールを送付し、ハッシュコード付きのURLを差し込める
  3. ハッシュコード付きのURLへアクセスすると簡易認証してユーザー専用のページを表示できる
  4. 登録日を基準にステップメールを送信できる
  5. 登録日を基準とした期間限定ページを作れる
  6. 会員データには複数の属性とその属性の日付をセットできる
  7. 会員属性と属性の日付を条件に同報メールが送信できる
  8. ハッシュ付きの会員専用URLで外部サイトへリダイレクトさせる際に認証情報をクッキーに保存するとアクセスログを残す
  9. 様々な属性の会員の絞り込みが簡単にできる
  10. 集客からコンバージョンまでの効果測定をできる

プラグインの組み合わせと設定で対応できないか

最初、様々なプラグインをくみあわせればこの機能を実現できるのではと期待して調査しました。


1と2はContact Form 7と追加スクリプトを組み合わせれば実現できそうでした。

3のハッシュ付きページは自前で簡単な関数とカスタムフィールドをつくればいけそうです。
同様に5も認証後にページを見せる制御だけなのでそれほど難しくないと思います。

6、9に関してはワードプレスの「ユーザー」機能を拡張するのが汎用性が高そうですが開発してみてから最終判断することにしました。
「ユーザー」機能を拡張する場合、追加したフィールドでの絞り込みや集計などは開発が必要そうですが、一般的なユーザーデータを利用するプラグインをそのまま使えます。
ただ、データ数が増えてきた際に複雑な条件で絞り込んだ場合にサーバーのスペックが必要とされないかちょっと心配です。

4、7に関してはいいプラグインがみつかりませんでした。
メールの送信にはメールテンプレートの管理、配信スケジュールと配信条件を管理する配信タスク管理、配信処理を行う配信サーバー、配信後のログを管理の4つが必要になります。
配信タスクは配信対象との連携が必要であるため、「ユーザー」を利用したメール配信プラグインは1つのステップメールと全員への同報メールとなるものばかりでした。
プラグイン内で独自配信リストをもつ場合は配信施用に設計されているためリストの追加フィールドのカスタマイズがかなり難しくなります。

配信処理はVSPや専用サーバーであれば自前のSMTPサーバーから発信すればいいのですが、レンタルサーバーの場合は一ヶ月の総配信数、1時間あたりの配信数などの制約が多く、外部の配信サービスを利用することになりそうです。今までは運用上サーバーのメールログの閲覧も必要と考えてVPS前提での構築でしたのでこのあたりのことを気にしていませんでした。
今回は売り切りのプラグインになる可能性もあるので、レンタルサーバーでWordPressが動作している前提で考える必要もあります。

8、10は専用でアクセスログを残す仕組みを開発します。
すでに自前のCMSで実現しているので、こちらは既存データベースとの連動もほとんどなく基本機能は実現できそうです。
GA4で行ったほうがいいのではないかとも思いましたが、生ログがあると想定道理の動きをしていないときの分析が容易になるのと、外部サイトではないためクッキー値を保存してアクセスログに書き込むこともできるのでユーザー遷移が追いやすのです。

少し長期になるとおもいますが、ねこすけCMS for WordPressとして利用できるよう開発することとなりました。
開発の過程はこのブログで公開していきます。

ECサイトや動画コンテンツサイト、講座サイトなどとの連携

上記のダイレクトマーケティングの機能は集客から購入までのマーケティング・セールスの仕組みです。
実際に販売するものによりその後の管理するデータは変わってきます。

ECサイトであれば商品カテゴリ、商品、受注、受注詳細、キャンペーン管理などが追加で必要になります。こちらはワードプレスのプラグインの開発ができそうです。
動画コンテンツサイトであれば別の複数のコンテンツサイトは別のワードプレスで構築し、ポータルと認証だけメインサイトで行うことになります。こちらもそれほど大きな開発ではなさそうです。
講座サイトはかなり複雑で、講師管理、講座管理、講座カテゴリ管理、講座日程管理、講座課題管理、申し込み管理、参加者管理、課題データ管理、販売アイテム管理、レポート管理、講座評価管理などさまざまな仕組みが必要になります。こちらは正直ワードプレス化は難しいと考えています。会員データの連携だけを行い、他は専用のシステムのほうが効率よく管理できそうです。
まだまだ先のことですが、まずはマーケティングプラットフォームの構築から開始します。

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この記事を書いた人

株式会社ねこすけの代表をしています。
2005年に創業しWebマーケティングを実践するためのコンサルティング、サイト構築、サイト運用、システム開発を行っています。
会員・顧客属性を利用したコンテンツ管理を得意としており、協会サイト、多ブランドのECサイト、会員向けコンテンツサイトなどを構築運営しています。Webマーケティングを進めてるのにパートナーがほしいと感じている方、ご相談ください。
月に1度のミーティングから細かなサイト保守まで必要な部分での対応が可能です。 問い合わせ

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