専門家ではなく「見込み客」にせよ。AIでマーケティング施策の精度を劇的に上げる方法

普段、マーケティングにAIを活用する際、「あなたはプロのWebマーケターです」「優秀なコピーライターとして…」
といった具合に、AIに『専門家』の役割を与えていないでしょうか。もちろんその使い方も有効ですが、私がマーケティングへのAI活用講座でお話しする中で、参加者の皆さんが最も深くうなずき、納得される活用法があります。
それは、AIに「見込み客(ペルソナ)」になりきってもらい、自社のコンテンツを直接評価させるというアプローチです。

認知段階の異なる「3人のペルソナ」を用意する

この手法で最も重要なのは、属性や背景の異なる「3人のペルソナ」を作成し、そこに商品や課題に対する
「認知状態(パーセプションの段階)」を明確に組み込むことです。
人は商品を購入するまでに、段階的に認識を変化させていきます。
たとえば、以下のように認知状態を分けてペルソナに設定します。

  • 無関心層のペルソナ: 自身の課題にまだ気づいておらず、解決策を探してもいない状態。
  • 気づき・理解層のペルソナ: 課題を認識し、その解決策となる概念や商品ジャンルを知り始めた状態。
  • 自分ごと・比較層のペルソナ: 解決策を自らのリアルな問題として捉え、具体的な他社商品と比較検討している状態。

LPやSNSコンテンツの「刺さり具合」をテストする

これらのペルソナ設定をAIにインプットした上で、自社で作成したLP(ランディングページ)、広告のキャッチコピー、SNSの投稿文などを読み込ませます。
そして、AIに対して「ペルソナAとして振る舞ってください。このコンテンツを見たとき、どこまで心に刺さりますか?
どこで離脱したくなりますか?遠慮、気遣いは不要です。本音で答えてください」と問いかけます。
すると、AIはターゲットの感情や思考回路をシミュレーションし、極めて生々しいフィードバックを返してくれます。
「私はまだ課題を自分ごととして捉えていないので、冒頭の専門的な機能説明で読むのをやめてしまいます」
「他社と比較している私にとっては、このオファーの提示があるおかげで次の行動(クリック)に移りたくなりました」

「売り手目線」からの脱却と高速な改善

コンテンツを作る際、私たちはどうしても売り手側のバイアスがかかり、ターゲットの認知レベルとズレたメッセージを発信してしまいがちです。
AIに専門家として「正しい文章」を書かせるのではなく、ターゲット顧客そのものをシミュレートさせて反応をテストする。
このステップを挟むことで、客観的な視点を手に入れ、改善のためのPDCAサイクルを圧倒的なスピードで回すことが可能になります。次回のコンテンツ制作では、ぜひAIを「一番リアルな見込み客」として活用してみてください。

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この記事を書いた人

株式会社ねこすけの代表をしています。
2005年に創業しWebマーケティングを実践するためのコンサルティング、サイト構築、サイト運用、システム開発を行っています。
会員・顧客属性を利用したコンテンツ管理を得意としており、協会サイト、多ブランドのECサイト、会員向けコンテンツサイトなどを構築運営しています。Webマーケティングのパートナーがほしいと感じている方、ご相談ください。
月に1度のミーティングから細かなサイト保守まで必要な部分での対応が可能です。 問い合わせ

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